効率的な私の掃除法が功をなして、20分後くらいには部屋はホコリひとつないとても綺麗な空間になっていた。

「一ノ瀬くん、掃除終わりました!」

得意げに報告すると、一ノ瀬くんはまたも爽やかな声で私にお礼を言い、私は鼻血が出てしまった。まるで噴水のような勢いだった。

ああ、一ノ瀬くん。なんで貴方はそんなに素敵なんですか、、?

「大丈夫!!?保健室に行った方がいいわん!」

逝ったほうがいい?死ぬのはいやだよう、。

でも最後に一ノ瀬きゅんのウルトラ素敵な顔面を脳に刻みながらこの人生を終わるのもいいかもしれない、、、。

「我が人生に一片の悔いなし、、、」

そう呟いて目を閉じる寸前、心配そうな表情で私の顔を覗き込む皆(針山くんを除く)が見えた。