突撃前にこっそり撮っておいた写真を彼に見せながらそう言ってみる。

「しょっ、肖像権の侵害だろそんなん!生徒会とか意味わかんねえし、、、ぶち殺すぞ!」

一ノ瀬きゅんはバイクのコール音を鳴らして私に威嚇し始めた。

ブォンブォンブォン!!!

そんな威嚇しかできない彼も可愛くて好き♡

「とにかく今すぐその写真消さねえと、女だからって容赦しねえからな!」

加えていたタバコが彼の口からこぼれ落ちる。

あ、みんな大好きココ◯シガレットだ、、

健全だなぁとそれを見つめる私の前に、取り巻きの1人が立ちはだかる。

「そろそろ虚言も辞めて一ノ瀬さんの言う通りにした方がいいよ〜?なんてったってこの人は一ノ瀬會の次期総長なんだから!」

「あ、やっぱ一ノ瀬きゅんじゃん」

一ノ瀬會って、、、

しかも次期総長って、、、

もしかして一ノ瀬きゅんって憧れちゃった系、、?