本当におしりから血尿が出てきそうな気がして、私は「お花摘んできます!」とトイレに駆け込んだ。

血尿は出なかった。

元気そうな私を見て安心したのか、私がトイレから出ると、一ノ瀬きゅんはもういなかった。

ベッドに「仕事が溜まってるから戻るね。お大事に!」と手書きのメモが置いてある。

メモを残してくれるなんて、、、!!

その一ノ瀬きゅん直筆のメモにあまり手を触れないようにジップロックに入れる。

今日から毎日、「一ノ瀬きゅんコレクション」を集めていこうと思う。すき♡

でも男の人にこんな気持ちになったのなんて初めて、、、もしかしてこれが恋?!?!

自分の初恋に気づいてしまった私は有頂天になり、思わずタップダンスを始めてしまった。

そのままリズムを刻んでいるうちに気がつくと自宅の前まで来ており、幸せな気持ちのまま1日を終えることができた。