「で、本題だけどヒナ。なにか俺たちに隠してること、ない?」


「へっ……」



と、ゆーくんの言葉に揃って目を向けてくる。

落ち着いていた雰囲気がまた違うものに変わって、どういうわけか私のこめかみに冷や汗がひとつ。



「俺たちに隠し事はナシでしょ?昔の約束、忘れちゃった?」


「…お、ぼえてる…よ」


「ならよかった。……なんでも言ってよ、俺たちはヒナを守りたいだけなんだから」



という、ゆーくんの言葉と笑顔は。


たまに、ごくたまに、いや最近はとくに、とてつもなく黒いオーラを感じてしまうときがある。


つよいつよい独占欲っていうのかな…。

もはやそれは過保護を通り越した、なにか。


そういうこともあって、最近の私は過保護すぎる幼なじみに嫌気がさしているこの頃でもあったり……。