一一一一⋯⋯あ、やばい。



どれだけ頑張ったって褒められたことなんてなくて、認めて貰えたことなんてなくて、、

気づいたら涙が頬をつたっていた。



「っ、ごめん。急に、」


氷雨くんは何考えてるかわかんない表情で数秒私の顔を見つめ、ふっと優しく笑って


「...泣いてる顔も案外そそるね」


なんてこと言ってきた。


どういう意味?なんて聞ける雰囲気じゃなくて

ゆっくり伸びてきた右手は涙を拭って頬をなぞる。