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煌びやかなステンドグラスに迎えられた。
「さっきの蕎麦屋さんとは違ってずいぶん乗り気だね」
私自らが先立って建物へと進んだのがそんなに不思議なことなのか。
興味ありげにこちらをのぞいてくる羽生先輩。
「教会ならあの世にあってもおかしくはないでしょう。カトリックではありませんが、蕎麦屋よりは全然解釈できます」
「んふふ、それもそうだね」
「なに笑ってるんですか…。あ、それよりも、このステンドグラス…」
心を浄化させるような神々しさをまとったそれを、上から下まで眺める。
「天使と、あともう一人。誰なんでしょうか」
私たちを照らすのは、1体の天使。
そしてその小さな体を抱きしめている──男の人?