「先輩、ここはどこですか…」


「なあに?どこだっていいじゃないか」


「よくありません。状況把握ができないんです」



空のオレンジを見上げるまで、私は何をしていた?
こんな場所知らない。
羽生先輩はなぜ私を探していたの。


しばらくの沈黙が流れる。


お互いどう切り出したらいいのか探り合っていた。