「羽生先輩ってかわいいですよね」
「え!なにどうしたの?」
目をまんまるくさせているところもかわいい。
ていうかどんな顔させても崩れない美形が羨ましい。
「なんとなく思ったので。私の先輩ってかわいいよなぁと」
「かわいくないよ!かわいいのは永遠ちゃんだけだもん」
「私のどこをどう見たらそんな言葉が出てくるんです?街頭アンケートでもしましょうか」
「ここはあの世だから街頭アンケートなんてできないもんね。永遠ちゃんはもう僕とふたりきり!僕がかわいいって言うならかわいいの!」
「変な俺様…」
言っていることは俺様なのに、ここまで俺様というワードが似合わないのもすごい。