羽生先輩と横並び。体育座り。 空を見上げてどれくらい経っただろう。 分かったことは、ここがあの世である事と、羽生先輩がよほどの覚悟で命を手放したという事。 そして、私の死因は─── 「知りたくなってきた?永遠ちゃんがどうしてここに来たのか」 見透かしたように隣から声が飛んでくる。 超能力でも使えるのだろうか。 この人なら使えそうだ。