休むとはなんだ。


私の奥底にある潜在的な意識が口をついて出たようだった。


なにかそこまで疲れるようなことをしてから死んだのだろうか。


頭の中にモヤが立ち込めて、おぼろだ。
くらりとする。


目の前の男は、ひたすら哀しげなまなざしで私を見つめていた。



「ちょっと座ってもいいですか」


「もちろん」


「すみません」



その場に腰を下ろした。
とてもじゃないが立っていられなかった。