ふふっ、また楽しみが増えちゃったなぁ。



 「はい、藍ちゃん、できたよ〜」



 「うわぁ、美味しそう!ありがとうございます」



 お皿の上には色とりどりのお菓子。

 なんで、音楽室にあるかは謎だけどね......。



 「いただきます!」



 私はチョコレートのお菓子を手にとって、口にいれる。

 んん〜美味しい!やっぱり、チョコレートが一番だ〜!



 「喜んでもらえたようで良かった。___そういえば、一つ聞いてもいい?」



 「なんですか?」



 急に白夜さんがふっと表情をなくして、私を見た。

 驚いて、私は一度お菓子を置く。



 「藍ちゃんは、かわいいものって好きかな?」



 「かわいいもの?好きですよ?」