開放されてから、光さんの表情を見ると、今度は本当に清々しい、すっきりした表情をしていて、ほっと私は胸をなでおろした。



 「ありがとう。僕、これからのsilentの方針について考えてくる。また、音楽室で!」



 「また、あとで!頑張ってください!」



 光さんは、これからきっと、前へ進んでいくことができると思う。



 ____あとから、光さんの腕の温かさを思い出して、赤面してしまったのは私だけの秘密。