なんだか、この差でもやもやしてしまうのは、俺の心が狭いせいか......?

 初めての嫉妬だから、わからねぇ......。



 「___俺は、ね。批判されたときは、見てくれてるんだって思うことにしている。」



 「見てくれている......?」



 「批判するってことは、俺達の活動を見てくれていないとできないよね?だから、俺達の活動を見てくれてありがとうって思うようにしているんだ」



 俺は息を殺しながら、二人の会話を聞いていたけれど、いつの間にか嫉妬心のせいで、立っていられないほどの怒りを感じていた。

 俺だって___藍の役に立ちたいのにっ......!

 もう覗き見するのはやめたほうがいいな.....俺の怒りが抑えられなくなる前に....。

 俺は二人にばれないように、急いで部屋に戻った。