私達は寝るためにベッドに入ったわけなんだけど......距離が近い!

 す、すごい近い.....!

 こんなに近いなんて聞いてない!い、嫌なわけじゃないんだけど!

 しかも、私は真ん中だから、左右に朝火さんと、白夜さんがいて、ドキドキする。

 うう、寝れる自信がありません......!



 「藍?眠れないのか?」



 そんな私を見かねてか、朝火さんが心配そうに聞いてくれる。

 ね、眠れないのはみなさんがいて、落ち着かないからです......!

 そんなことを言えるはずもなく。



 「い、いいえっ!さっきまで海斗さんのことで緊張していたから、目が覚めちゃって......!」



 「そうか?眠れなそうだったら、言って」



 朝火さん、優しいなぁ。

 いつでも私のことを気遣ってくれる。

 それにしても、他のメンバーはもう寝てしまったみたい。