「食べていいのか?」



 蒼葉さんの問いに笑顔で頷くと、みんな嬉しそうに席に座った。

 頑張ってつくったつもりだし、まずくはないと思うけど、口に合わなかったらどうしよう......!

 私の食事なんて、素人のものだし.......!



 「く、口に合わなかったらごめんなさい!」



 パクッとみんなが口にいれるのを私はドキドキしながら見ていると、みんなは笑顔になった。

 う、うまくいった......?



 「美味しい!」



 「.......おいしい」



 「すごいな、これ」



 「美味しい〜!」



 みんなが本当に美味しそうにしてくれるから、私まで嬉しくなった。



 「藍って料理人なのか?」



 「え?そんなことないですよ?これだって、素人の料理ですし......」