さすがに無理だよっ!



 「ごめんね......女子が泊まるとは思ってなかったから.......」



 申し訳なさそうに謝ってくる白夜さんを見て、嫌だと言い出せなくなってしまった。

 .............もう、心を決めるしかないっ!



 「だ、大丈夫です!」



 「ほんと?」



 心配そうに見てくる白夜さんに微笑みかけながら、頷いて見せる。 



 「はい!」



 「よかった。嫌だったら申し訳なかったし.......」



 嫌っていうか、恥ずかしいだけから、私が耐えていればいい話だ。

 そうやって話していると部屋についた。

 こ、ここも、広い.......!



 「僕はまだ、配信があるから一旦戻るけど、藍ちゃんは夜ご飯を適当に作って、食べていてくれてもいいし、なにをしてもいいよ」



 「は、はい!ありがとうございます」



 白夜さんは忙しそうに戻ってしまった。