やっぱり、ノート、読まれてたんだ......?



 「......天才作家か」



 そういったのは無口で有名な、緑色担当の蒼葉(あおば)さん。

 だから、天才作家っていうあだ名は過大評価しすぎなんです......。



 「これから、よろしくねっ!藍ちゃん」



 かわいらしい笑顔で言ってくれたのは、白色担当の白夜さん。

 よろしくって、どういうことだろう.....?

 私はノートがほしくて、ここに来たんだけど......。



 「藍、ノートは返す」



 最後に赤色担当の神宮寺朝火先輩___もとい朝火さん。

 『ノートは返す』の”は”ってなに?



 「わ、私、ノートだけ返してもらえたら、それで......」



 「ん?だめだよ、帰ったら?」



 にこにこの笑顔で白夜さんが言ってくれるけど、逆にそれ、怖いです......。