私の反応を見て、興味があるのだと勘違いした一歌ちゃんは楽しそうに、そう言ってくる。

 こ、この話題は危なすぎるっ!


 
 「う、うん。気になるけど.....さすがにいないと思うよ?silentと一緒で......」



 「こればかりはゆずれないっ!だって、私、アイの大ファンなんだもん!」



 ええええっ!?

 また、声をあげそうになって、必死に自分の口を手でふさぐ。

 一歌ちゃんが私の大ファン!?

 そんなこと一つも知らなかったんだけど......。

 いや、知るわけないか......出会って一週間ぐらいだもん......。

 余計、言えなくなっちゃったし、ばれる可能性も増した。

 本当に一歌ちゃんが大ファンって言うなら、私のちょっとした言動や、行動でばれてしまうかもしれないし......。

 あ、そういえば、私のネタノートがあるか一応確認しておこう.......。

 あれをなくしてしまうと、かなり大変なことになってしまうから。

 私はリュックに手を入れた。