私がなんで、Memoryという曲名にしたかというと、メンバーがかけがえのない思い出を私にくれたからだ。

 本当にメンバーと関われてよかった。

 そんな想いをこめた、私の歌詞が今、目の前で歌われている。

 そう思うと、涙腺が壊れた。

 メンバーの邪魔をしないように、私は静かに涙を流す。



 「♪いつまでも、君と___」



 最後の歌詞とともに、歌が終わった。

 私がスマホから、動画投稿サイトにアクセスすると、コメント欄を読んでいく。



 『silentとアイさん、サイコー!この組み合わせ、最強!』



 『これ、作家のアイだろ?神曲じゃん!』



 『silentもアイさんも大好き〜!コラボしてくれたの嬉しい!』



 ああ、歌詞を書いてよかった。

 こんなにも、silentは輝いているなんて、この立場に立たないとわからなかった。

 本当に、silentはすごい。これからも、一歩ずつ、確実に進んでいくんだろう。