「誰かを好きとか、思ったことなかったから。そういうの初心者で.......」



 「だよね。俺が、片思いしてただけだったんだなぁ」



 「翔くん、本当にごめんね。私、朝火さんが好きなの」



 私がそういうと、彼は首をふる。



 「いいんだ。でも、俺の想いだけ、忘れないでいてくれればそれで」



 「うん。忘れない。ありがとう、この気持ち、嬉しかった」



 よかった。このことで、朝火さんが好きなことがわかったし。

 なんだか、いろいろ翔くんのおかげで割り切れた。

 翔くんには感謝しなきゃ。

 よし、silentの歌詞を書こう。



 ____今なら、書ける気がする。