「そうなんだ。嬉しいな。これからも、silentをよろしくね」



 朝火さんのかわりに光さんが答えた。

 一歌ちゃんはもう、顔が真っ赤!

 耳まで赤くなって、熱があるんじゃないかってぐらい。



 「い、一歌ちゃん?大丈夫?」



 「も、もう無理っ.......!いつも、一緒にいる友達が推し作家さんで、そのつながりでsilentに会えるとか......。夢としか思えないっ」



 一歌ちゃんはまだ、顔を赤くしながら、私の真正面を見てくる。



 「でも。衝撃的な内容だったけど、藍ちゃんが話してくれて本当によかった。ありがとう」



 「わ、私こそ!隠していてごめんね」



 なんだか、今、いつもよりも心が通じあえた気がする。

 絆が深まったみたいで嬉しいな。

 これからも、一歌ちゃんと、いい関係を築けていけますように。

 私はそっと、神様にお願いした。