「ご、ごめん.......」



 私は怒られたのだと思って、身をすくめたのだけど、一歌ちゃんは怒りというよりも、恥ずかしそうな感じだった。

 なんで、そんなに恥ずかしそうなの.......?



 「私、silentとアイがどれだけ好きか、語っちゃったじゃん!すごく、恥ずかしいんだけど!」



 「ええっ!別に私のことを褒めてくれるのは、とても嬉しかったし、silentのことを褒めてくれるのは、専属作家として、嬉しかったよ?」



 「そういう問題じゃないでしょっ!本人に推しを語っちゃってたんだから!」



 べ、別に悪いことじゃないと思うけど......。

 なにが、そんなに恥ずかしいんだろう?



 「俺達のこと、好きなの?」



 朝火さんが一歌ちゃんに問いかけた。

 一歌ちゃんは急に話しかけられたことに、驚いてびくっとはねた。



 「は、はいっ!いつも動画を見させてもらっています!」



 一歌ちゃん、すごく緊張しているみたい。

 いつも、元気で明るい一歌ちゃんからは、想像できないけど.......!