私がおかゆなどをつくっていたときに、外からタッタッタッという足音が聞こえた。

 だ、誰かな.....?

 私は警戒しながら、ドアを開く。

 出てきたのは___



 「藍!?」



 「藍ちゃん!?」



 朝火さんと白夜さん!?

 な、なんでここがわかって.....!?

 私は驚きすぎて、しばらく固まっていたけれど、すぐに奥の蒼葉さんがいるベッドに戻った。



 「蒼葉さんっ!ばれちゃいました......」



 蒼葉さんは起きていたらしく、私の言葉に眉をひそめた。



 「本当か?」



 そう言いつつ、ドアに目を向けて、朝火さんと白夜さんを視界にとらえたのか、はぁっと重苦しいため息をつく。



 「朝火と白夜か......仕方ない」