始業式の後、テストの為部活が休みの大冴と菜摘は一緒に帰っていた。
菜摘の家を過ぎて大冴との家の中間辺りに小さな神社がある。
2人はよくそこでのんびりするのだ。
「インターハイ、優勝おめでとう」
「サンキュ」
菜摘からキスをする。
「ねぇ、もっ…んっ」
大冴くんからもキスをくれた。
「いつももっとって言うから言われる前にしてやった(笑)」
「ずるい〜言いたかったのに」
「わざと色っぽく言う菜摘はあざといからな(笑)」
「う〜、読まれてる」
「エロいんだよ」
「そっかなぁ」
口唇を尖らせて大冴を見る。
「全く…」
尖らせた口唇を顎の下を持ち口唇を開けさせた。
「ふっ…ん〜」
舌を絡ませたまま菜摘は大冴のあぐらをまたいで体を密着させた。
積極的な菜摘にいつも大冴はおさえるのに必死だ。
でもそれもまた可愛いのだ。
完全にリードをしたい俺だけど積極的な菜摘も嫌いではない。
多分他の女からリードされると冷めるだろう。
菜摘の髪の毛を耳にかけた。
俺は菜摘の髪の毛を耳にかけた横顔が好きだ。
だから髪は伸ばしていて欲しい…