「瞬弥くんが何を思ってミスターコンに出たかよね」
「それは罰ゲーム」
「罰ゲームでもさ、本当に嫌だったら他の罰ゲームなんて考えればあるでしょ?モテてる自覚はある訳じゃん」
「そこまでは聞いてない…」
「瞬弥くんの交友の広さは確かに凄いしさ、はっきりいって学校1モテる人だから…大冴くんもかっこいいけど…えへっ」
「菜摘、話がそれてる(笑)」
「あっ、ごめん」
早く寝なよ〜と言って菜摘は2階に上がって行った。
新学期が始まった。
大冴くんはインターハイ優勝で始業式で表彰されていた。
クラスでは瞬弥くんのSNS審査が1度終わり9月からは新たにSNS審査が始まりそれが終わるとファイナリストになる話が盛り上がっていた。
夏休みで会えなかった分学校が始まると瞬弥くんの周りは忙しくなっていた。
特に後輩達からは休み時間ごとに瞬弥くんを見にきている。
瞬弥くんはクラスの友達に悪いと思い廊下に出ていくようになった。
クラスはほぼ大学進学希望だからだ。
勉強をする人も増えてきていた。
そういうところはちゃんと考えて行動してるんだよね
やっぱり周りに気を遣える瞬弥くんなのは変わっていない。