「冷たい飲み物持ってくるね」

部屋を出て氷をいれたドリンクを持ってあがった。


瞬くんはエアコンの前に立っていてシャツのボタンを全部開けていた。

「びっくりした(笑)」

「シャツ脱いでもいい?」

「うん、あっ、ハンガー使っていいよ」

「ありがと、菜穂も脱げば?」

「あっ、着替えるよ、うん」

シャツをハンガーにかけて白Tシャツを着ていた瞬くんは袖を肩にめくりあげていつものクッションに座った。

もらうねとジュースを飲むと「はー、気持ちいい」と一気に飲み干した。

菜穂はワンピースを引き出しから出して着替えてくるから待っててと言うと瞬くんに引き止められた。

菜穂の手を引き寄せてクッションに座らせる。

制服のリボンを外された。

「えっと、瞬くん?」

「制服の菜穂なんて貴重じゃん?」

ボタンを外されていく…

「ダメだよ、汗かいてるから」

「俺のでいい?」

瞬くんはカバンから汗ふきシートを出してくる。

菜穂の腕からシートで拭いていき、汗を拭き取ってくれる。

「瞬くん、恥ずかしいよ」

「何でさ、菜穂の体なんていつも見てるし」

「いや、私今太っててお腹とか見られたくない」

「制服のサイズが変わったとかじゃないなら大丈夫だよ」