「学校に?…それは、別に構わないけど…」

「あの、部活の仲間達に意見を聞いてみたいんです」

僕よりも鼻の良い人達がいるので。

彼らに意見を聞けば、僕よりもっと参考になると思います。

「…駄目ですか?」

「いや、良いよ。むしろ参考になる。高校生の知り合いなんて、小羽根以外にはいないからね」

そうですか。そうですよね。

「彼らに感想を聞いて、意見をメモしてきてくれるかな?」

「はい、分かりました」
 
それじゃ、この香水のサンプルはお預かりしますね。

健康追求部の活動ではないけど、先輩達に意見を聞くくらいは許して欲しい。