「違います。伴侶としてですよ」
優しく笑む秀。
伴侶、と葉月は胸の中で繰り返した。
「なんか、今さらだね」
笑って言う葉月に、秀が目を丸くする。
「どういう意味ですか」
「なんかもう、上屋敷くんとずっと一緒にいるのが当たり前な気がするんだもん。仕事でも、家でも、ずっと一緒。このままずっと、死ぬまで、上屋敷くんと一緒にいたい」
そこまで言って、葉月は「言い過ぎたかしら」と少しだけ恥ずかしくなった。でも、目の前の秀が嬉しそうに微笑むから、恥ずかしさなんてすぐに消える。
秀が言う。
「じゃあ、約束します。一生離さないと」
秀の腕が葉月の背中に回って、葉月を力いっぱい抱きしめた。これからは抱きしめても良いんだなあ、と思いながら、葉月も秀の体に腕を回して強く抱いた。
優しく笑む秀。
伴侶、と葉月は胸の中で繰り返した。
「なんか、今さらだね」
笑って言う葉月に、秀が目を丸くする。
「どういう意味ですか」
「なんかもう、上屋敷くんとずっと一緒にいるのが当たり前な気がするんだもん。仕事でも、家でも、ずっと一緒。このままずっと、死ぬまで、上屋敷くんと一緒にいたい」
そこまで言って、葉月は「言い過ぎたかしら」と少しだけ恥ずかしくなった。でも、目の前の秀が嬉しそうに微笑むから、恥ずかしさなんてすぐに消える。
秀が言う。
「じゃあ、約束します。一生離さないと」
秀の腕が葉月の背中に回って、葉月を力いっぱい抱きしめた。これからは抱きしめても良いんだなあ、と思いながら、葉月も秀の体に腕を回して強く抱いた。