海斗さんはスタイリストを目指し、俊君はプロのサッカー選手。


二人とも大きな夢を抱いて、この伯母さん家に偶然にも巡り合った。


そんな圧倒的な輝きを放つ二人の狭間に立っている私は何にも取り柄がないし、夢もない。

けど、そんな私でもせめてこの二人を隣で応援してあげることなら出来るんじゃないのかと。

隣に座る海斗さんと俊君の横顔を見ながら、ふとそう感じた。