__引っ越し当日。
私は伯父さんが運転する白のワゴン車の助手席に座りながら、呆然と窓の外を眺めていた。
最後に行ったのが中学生の時なので、今では見たことないスーパーやコンビニが建ち並び、見慣れた風景が少しだけ変わっていた。
遊びに行ってた頃は、この道中、期待に胸を膨らませていたはずなのに、今はとてもつもなく気が重い。
意識してないと深い溜息が出てしまうので、止めようと心掛けてはいるけど、やっぱり少しでも気を抜くと勝手に漏れ出てしまう。
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