「っあ、そうだ。眼鏡外してくれないかな?切る時邪魔になっちゃうから」
「あ、はい」
慣れた手つきで滑るように髪をとかし終わった後、いよいよカットに入る手前。
私は言われた通り眼鏡を外してテーブルに置いた途端、突然男性の動きが止まった。
「……あ、あの、どうかしましたか?」
ふと鏡を見ると、何故か呆然とする男性に私は段々と不安が募り始める。
すると、我に返った男性は視線を手元に戻し、何事もなかったように作業を再開させた。
「ごめん、なんでもないよ。ただ、面白くなりそうだなって思っただけ」
それから、意味深な言葉を投げて上機嫌に髪を切り始めたので、私は状況が全く理解出来ないまま。
切られていく自分の髪を、鏡越しでぼんやりと眺め続けた。
「あ、はい」
慣れた手つきで滑るように髪をとかし終わった後、いよいよカットに入る手前。
私は言われた通り眼鏡を外してテーブルに置いた途端、突然男性の動きが止まった。
「……あ、あの、どうかしましたか?」
ふと鏡を見ると、何故か呆然とする男性に私は段々と不安が募り始める。
すると、我に返った男性は視線を手元に戻し、何事もなかったように作業を再開させた。
「ごめん、なんでもないよ。ただ、面白くなりそうだなって思っただけ」
それから、意味深な言葉を投げて上機嫌に髪を切り始めたので、私は状況が全く理解出来ないまま。
切られていく自分の髪を、鏡越しでぼんやりと眺め続けた。