「海斗が信じられない?」 「……えっ?」 すると、躊躇う私に男性はゆっくり問い掛ける。 「俺はあいつの力を信じてるよ。だから誰が何と言おうと、あいつがこれを選んだなら、それが君にとっての最高の衣装だと思ってる」 そして、迷いなく真っ直ぐな眼差しを向けて断言されたことに、心が大きく揺れ動く。 先程の海斗さんと同じ、力強く自信に満ちた目が私を捉える。