◇◇◇
__放課後。
学校付近にあるいつもの書店に立ち寄った私は、好きな作家コーナーの前でお目当ての本を探す。
これまでずっとバタバタしていたので読む時間が持てず、ようやく落ち着いてきたこのタイミングで、思う存分読書に耽ようと。予定よりも少し多めの書籍を手に取りレジへと向かった。
それからお会計を済ませ、本を鞄にしまおうとした途端、ふと雑誌売り場に目が留まる。
私はなんとなくメンズファッション誌のコーナーまで足を運ぶと、ある人を探しに視線を左右に動かした。
「……っあ」
すると、『NEVER』と書かれたファッション誌に目が留まり、その表紙には顔を横に傾け流し目でこちらを見ている海斗さんの姿が写っていた。
それはいつもの優しい表情ではなく、眉を吊り上げて挑発的な視線を送る、これまで見た事のない表情。
__放課後。
学校付近にあるいつもの書店に立ち寄った私は、好きな作家コーナーの前でお目当ての本を探す。
これまでずっとバタバタしていたので読む時間が持てず、ようやく落ち着いてきたこのタイミングで、思う存分読書に耽ようと。予定よりも少し多めの書籍を手に取りレジへと向かった。
それからお会計を済ませ、本を鞄にしまおうとした途端、ふと雑誌売り場に目が留まる。
私はなんとなくメンズファッション誌のコーナーまで足を運ぶと、ある人を探しに視線を左右に動かした。
「……っあ」
すると、『NEVER』と書かれたファッション誌に目が留まり、その表紙には顔を横に傾け流し目でこちらを見ている海斗さんの姿が写っていた。
それはいつもの優しい表情ではなく、眉を吊り上げて挑発的な視線を送る、これまで見た事のない表情。