◇◇◇
「はあ~……」
「ちょっと加代、お昼ご飯食べてる時にため息なんてつかないでよ」
ピンク色の可愛らしいお弁当箱からサンドイッチをつまみ上げて食べようとした矢先。
私の深いため息によって邪魔された恵梨香は、整った眉を吊り上げて抗議してくる。
「ごめん。なんか食欲わかなくてさ」
折角伯母さんが朝早く起きて作ってくれたオムライス弁当なのに、あまり手を付けられずにいる私は、罪悪感に苛まれながら肩を落とす。
「なに?もしかしてまた岡田の事で悩んでるの?」
すると、そんな私を横目にさらりと図星を突かれてしまい、危うくむせ返りそうになるのを必死で堪える。
「一体何があったの?今日は特に落ち込んでるけど」
そして、まだ何も話していないのに、まるで心の中を見透かされているように的確な所を次々とついて話を進めていく恵梨香。
もしかして……恵梨香って……
「私エスパーとかじゃないから、いいから早く話しなさい」
……やっぱりエスパーだ。
「はあ~……」
「ちょっと加代、お昼ご飯食べてる時にため息なんてつかないでよ」
ピンク色の可愛らしいお弁当箱からサンドイッチをつまみ上げて食べようとした矢先。
私の深いため息によって邪魔された恵梨香は、整った眉を吊り上げて抗議してくる。
「ごめん。なんか食欲わかなくてさ」
折角伯母さんが朝早く起きて作ってくれたオムライス弁当なのに、あまり手を付けられずにいる私は、罪悪感に苛まれながら肩を落とす。
「なに?もしかしてまた岡田の事で悩んでるの?」
すると、そんな私を横目にさらりと図星を突かれてしまい、危うくむせ返りそうになるのを必死で堪える。
「一体何があったの?今日は特に落ち込んでるけど」
そして、まだ何も話していないのに、まるで心の中を見透かされているように的確な所を次々とついて話を進めていく恵梨香。
もしかして……恵梨香って……
「私エスパーとかじゃないから、いいから早く話しなさい」
……やっぱりエスパーだ。