「みっ…みつ…ってばっ…どうしッ………」

生徒会室まで連れてきて乱暴にドアを閉める。

噛み付くようにくちびるを重ねたら佐藤は苦しそうに、けれど必死にしがみついてくる。

もう何度交わしたか分からないキスに、佐藤はいつまでも初めてのような素振りを見せる。
その初々しさは俺の脳さえも昂らせてくれた。

強く握っていたからだろうか。
赤くなってしまった佐藤の手首にもそっとキスをした。

「ごめん」

「平気ですよ」

「跡になってもいいよね?」

「え?」

「俺のだって証拠だもんね」

「はい。そのほうがいいです」

「ね、アマイ」

「はい?」

「俺のこと愛してる?」

「ふふ。どうしたんですか。やっぱり変ですよ、今日の蜜」

「愛してる?」

「…当たり前です」

「愛してる?」

「愛してます。絶対に」

「いい子だね。アマイ」

「はい…?」











「邪魔者が居るんだ。消してくんない?」