「見て、結蘭ちゃん! このシャンプーとリンス、超高級ブランドのやつだよ!」

「ホンマや! こんなものまで常備してるなんてさすがは憐夜の家のやな〜」

「さすが高級ホテル……」



二人で関心しながら体を洗う。



「うわっ、この洗う専用のやつめっちゃ柔らかいやん! 高級生地にしか見えへん」

「ね〜」



置いてあるもの全部が高級で、なんだか恐れ多い。



「じゃ、そろそろ露天風呂行こうか!」

「せやなー。中の風呂だけでも堪能はできたけど」



露天風呂だけではなく、中にもたくさんお風呂があった。

電気風呂にヒノキのお風呂、バラ風呂やフルーツが浮いているのもあった。

電気風呂ではどちらが長く耐えられるか遊んだりして、とても楽しかった。

でも、露天風呂は最高の景色だって言うし、もしかしたら……。

う、ううん! 何考えてるんだか!