Stephenkingの『The Shawshank Redempton 』


「これが何っ!!」


「セイジはすっかり忘れてるっていうか、もう終わったことなんだよね?」


「は? 何のことだよ」


ジェシーは最後のページに挟まっていたらしい紙を取り出して開き、俺によく見えるようにこっちに向けておいた。


「……」

俺はその薄い紙片を見て、数秒後にそれが何なのかを理解したとたん、心臓の一部が はっきりと傷んだのを感じた。


「どうしてカレンがあなたの前から姿を消したのか、わかった?」


「違う。それは……」


「カレンさ、ジョージなんかよりずっとあなたのことが好きだったみたいよね? ジョージにはあれだけのことをされても平然と会社に来てたのに、こんな紙切れくらいで、あなたの前から逃げ出すなんてさ」