親愛なるカレン



カレン、過ちに過ちを重ね、それでも君を忘れられずにいた僕を許してほしい、などとはとても言えないね。

あの、$10000000の契約をドルトンホテルで取った日、セイジの君に対する真摯な態度を陰から見ていて、心の底から反省と後悔をしたよ。

あの結婚式の日、ケイトのお腹に僕の子供がいると思いながらも君に未練のあった僕は一度、教会に戻っている。

そこで、裏庭で踊る君を見た。

君が落としたティアラを返すよ。

これで本当のさよならだね。

幸せになってくれ。カレン。






ジョージ・サンダース