もっとわたしが給料を取れるようになれれば、やっていけるかな。
転職?

今まではこの会社の仕事も楽しく、愛着もあったために、特に興味のなかったヘッドハンティングも本気で視野に入れる必要がある。
わたしは下を向いて親指と人さし指で強く眉間を揉んだ。


ここ二、三年は貯蓄を食いつぶす覚悟をしなければならないだろう。
そうすればリラは働き始める。

でも依然家のローンは続く。

パパの治療費もどのくらいかかるかはっきりはわからない。
わたしの年棒増額は、絶対に譲れない最重要事項だ。