たとえ、自分が投稿したものにどんなコメントがつこうが言われているのは自分じゃないから深く受け止めない。

 それを見るわたしの気持ちなんて考えもしない。

 でも、当時のわたしは二人に嫌われるのが怖くて本音なんて言えなかった。



『ちょっとコンクールも近いからしばらくは控えようかな。ごめんね!』



 これが今のわたしの精一杯の断る言い訳だった。


 二人ならわかってくれる。

 だって、友達だもん。
 遊びにだって行ったし、いつも話しかけてくれるし。



『そっかぁ、残念だけど仕方ないね』


『コンクール頑張ってね!』


 ほら、わかってくれた。

 大丈夫。知らない人に何を言われても友達は応援してくれるから。