”わたしはピアノを習ってたよ。でも今は色々あって弾けない。
あんなに好きだったピアノを弾くのが今は怖いんだ。
みんながくれる言葉も素直に受け止められなくて疑っちゃう自分が嫌い。”
素直に自分の気持ちを折り紙の裏につらつらと書き連ねる。
こんなふうに誰かに自分の思っていること、感じていることを話すなんて今までなかったから不思議な気持ちだなぁ。
そんなことを考えながらわたしは紙飛行機を折って窓の外へと飛ばした。
紙飛行機を飛ばして3時間後。
待ちわびていたわたしの前に一機の紙飛行機が舞い降りてきた。
今日は青色の紙飛行機だ。