わたしは想くんからも見えるようにカーテンの近くに飾ってみせた。


 ここだったら想くんの好きな空を眺めるときにも視界に入るだろうし。



「ありがとう……紗那ちゃん」


【ううん!これで想くんが元気になるといいな!】



 少しでも、1秒でも長く……大好きな君と過ごせますように。


 そう願いを込めていたことは想くんには内緒にしておこう。
 


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☁️
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 わたしが想くんの病室を後にしてすぐのことだった。

 想くんの容態が急変して一時的に危険な状態になったのは。

 今は容態が落ち着いているけれど、またいつ危険な状態になるかわからないそう。