「でしょでしょ!駅前に特大パフェがあるらしいよ~!」


【二人で食べ切れるかな?】


「挑戦あるのみ!楽しみだね~!」



 茉凛はこうして退院後の話をしては、わたしに楽しみをくれる。

 彼女なりに色々考えてくれてるんだろうなぁ、とその優しさが素直に嬉しい。


―――コンコンコンッ


 二人でパフェの写真を見たりして盛り上がっていると珍しく病室のドアが叩かれた。


 誰だろう……?


 お母さんは今日パートだって言ってたし、小嶋さんは茉凛が来る前に来たばかりだからきっと違う。



「誰か来たのかな?わたし、見てくるよ!」