危ないところだった。
こんな深夜に誰か訪ねてくるなんて思わなかったから。
この声は…。
「あの…失礼します」
「あれっ…。天音君?」
ナジュの傍についていたはずの天音が、学院長に顔を覗かせた。
「あぁ、良かった…。まだ起きてて…」
「どうしたんだ?こんな時間に…」
「それが…その、ナジュ君がさっき…変なことを…」
…変なこと?
あいつは…大体変なことばっか言ってるだろ。
本人が聞いたら怒りそうだけど。
「すぐに皆を集めて欲しいそうです。学院長先生、良いですか?」
「えっ…。い、良いけど…。どうしたの?」
「それが…僕にもよく分からなくて…」
「…」
「ただ、その…マシュリさんのこと、諦めるのはまだ早いって…」
…何だと?
俺とシルナは、互いに目を見合わせた。
諦めるのはまだ早い…。…それはどういう意味だ?
…って、それは天音にも分からないんだっけ。
とにかく、ナジュ本人に聞いてみなければ。
こんな深夜に誰か訪ねてくるなんて思わなかったから。
この声は…。
「あの…失礼します」
「あれっ…。天音君?」
ナジュの傍についていたはずの天音が、学院長に顔を覗かせた。
「あぁ、良かった…。まだ起きてて…」
「どうしたんだ?こんな時間に…」
「それが…その、ナジュ君がさっき…変なことを…」
…変なこと?
あいつは…大体変なことばっか言ってるだろ。
本人が聞いたら怒りそうだけど。
「すぐに皆を集めて欲しいそうです。学院長先生、良いですか?」
「えっ…。い、良いけど…。どうしたの?」
「それが…僕にもよく分からなくて…」
「…」
「ただ、その…マシュリさんのこと、諦めるのはまだ早いって…」
…何だと?
俺とシルナは、互いに目を見合わせた。
諦めるのはまだ早い…。…それはどういう意味だ?
…って、それは天音にも分からないんだっけ。
とにかく、ナジュ本人に聞いてみなければ。