エリュティアがマシュリの亡骸を調べ、更に犯行現場となった園芸部の畑も、隅々まで調べた結果。
犯人に繋がるような『痕跡』は、一切、全く見つからなかったことが分かった。
マシュリの身体を貫いた、凶器となった7本の剣についてもそうだ。
不自然なほどに、何も見つからなかったそうだ。
しかし、それは予想していたことだった。
何も見つからなかったことが、何よりの動かぬ証拠。
以前、シュニィがマシュリに攫われ、監禁されていた頃。
同じようにエリュティアの探索魔法で探したが、手掛かりは一切見つからなかった。
あの時は、何故何も見つけられないのかと、揃って頭を捻ったものだが。
今なら分かる。
冥界の生き物であるマシュリに、探索魔法は通用しない。
つまり、そういうことだ。
探索魔法で何も見つけられないということは、冥界の魔物の犯行であるということ。
これで、犯人ははっきりした。
俺達が最初に予想した通り。
マシュリの同類。マシュリの同族。
神竜バハムートが、マシュリを裏切り者として処刑したのだ。
分かっていたから、驚きはしなかった。
ただ、俺達はこれからどうするべきかを選ばなければならない。
…つまり、仇を討つのか否かということを、だ。
犯人に繋がるような『痕跡』は、一切、全く見つからなかったことが分かった。
マシュリの身体を貫いた、凶器となった7本の剣についてもそうだ。
不自然なほどに、何も見つからなかったそうだ。
しかし、それは予想していたことだった。
何も見つからなかったことが、何よりの動かぬ証拠。
以前、シュニィがマシュリに攫われ、監禁されていた頃。
同じようにエリュティアの探索魔法で探したが、手掛かりは一切見つからなかった。
あの時は、何故何も見つけられないのかと、揃って頭を捻ったものだが。
今なら分かる。
冥界の生き物であるマシュリに、探索魔法は通用しない。
つまり、そういうことだ。
探索魔法で何も見つけられないということは、冥界の魔物の犯行であるということ。
これで、犯人ははっきりした。
俺達が最初に予想した通り。
マシュリの同類。マシュリの同族。
神竜バハムートが、マシュリを裏切り者として処刑したのだ。
分かっていたから、驚きはしなかった。
ただ、俺達はこれからどうするべきかを選ばなければならない。
…つまり、仇を討つのか否かということを、だ。