―――――…学院長先生方が、マシュリさんの心臓の封印を解く、その少し前。 現世で帰りを待っている、私達は。 「はぁ…はぁ…」 「…吐月さん…」 冥界の『門』を開いている吐月さんは、既に限界を迎えていた。