一族を追われた…?そんなことがあるのか…。
「仲間から追放されるなんて、只事じゃないよね。何をしたの?」
ベリクリーデが尋ねた。
彼女も大概、物怖じしないな。怖いもの知らずだ。
「そうだな…。ここにいるお前達は…マシュリ・カティアに選ばれたお前達なら、知る権利があるだろうな」
そう前置きして、元族長だった老神竜は、昔話を語り始めた。
「…全ては、あの日…この冥界で、マシュリ・カティアが罪の姿を背負って生まれたことから始まる」
「仲間から追放されるなんて、只事じゃないよね。何をしたの?」
ベリクリーデが尋ねた。
彼女も大概、物怖じしないな。怖いもの知らずだ。
「そうだな…。ここにいるお前達は…マシュリ・カティアに選ばれたお前達なら、知る権利があるだろうな」
そう前置きして、元族長だった老神竜は、昔話を語り始めた。
「…全ては、あの日…この冥界で、マシュリ・カティアが罪の姿を背負って生まれたことから始まる」