「たぶん、犯人は晴斗のこと好きな奴」
「ふうん……な、なるほど?」
そんなのめちゃくちゃいっぱいで、全然絞れなさそうだな……。
晴斗、ふだんは人当たりが良いのでかなりモテるんだ。
「それで、たぶんサッカー部関係の奴。わざわざサッカー部のチャラい先輩の名前、具体的に出してきてるから」
「そっか、全然知らない人だったら名前が出てこないもんね」
雪斗は話しながら色々考えてるみたいだった。
切れ長な目がいつもよりさらに鋭く輝いている。
なんだかクールな探偵みたいだなー。
「んー……。犯人は、マネージャーかな」
「サッカー部の女子マネかあ。一年だと、A組の桃井さんかな。すっごい可愛い子」
「その桃井とかいう奴には、一応気をつけといて」
一応うなずいてはみたけど。
さすがに考えすぎじゃないかなあと思う。
だって桃井さん、本当に可愛い子なんだよね。男子にも人気あるし。
変なウワサ流す必要なんてなさそうだけど……。
そんなことを考えてたら、雪斗が大きなため息をついた。
「華。その妙にポジティブだかネガティブだかわからないとこが、鈍いって言われる理由だぞ。桃井?が可愛くても、晴斗が好きなのは華なんだから。華を蹴落としたいんだよその女は」
ブッソウなこと言うなあ……。
「ふうん……な、なるほど?」
そんなのめちゃくちゃいっぱいで、全然絞れなさそうだな……。
晴斗、ふだんは人当たりが良いのでかなりモテるんだ。
「それで、たぶんサッカー部関係の奴。わざわざサッカー部のチャラい先輩の名前、具体的に出してきてるから」
「そっか、全然知らない人だったら名前が出てこないもんね」
雪斗は話しながら色々考えてるみたいだった。
切れ長な目がいつもよりさらに鋭く輝いている。
なんだかクールな探偵みたいだなー。
「んー……。犯人は、マネージャーかな」
「サッカー部の女子マネかあ。一年だと、A組の桃井さんかな。すっごい可愛い子」
「その桃井とかいう奴には、一応気をつけといて」
一応うなずいてはみたけど。
さすがに考えすぎじゃないかなあと思う。
だって桃井さん、本当に可愛い子なんだよね。男子にも人気あるし。
変なウワサ流す必要なんてなさそうだけど……。
そんなことを考えてたら、雪斗が大きなため息をついた。
「華。その妙にポジティブだかネガティブだかわからないとこが、鈍いって言われる理由だぞ。桃井?が可愛くても、晴斗が好きなのは華なんだから。華を蹴落としたいんだよその女は」
ブッソウなこと言うなあ……。