自分がバレるのがいやだった。

私の絶対領域というか、家族でもどんなに仲の良い友人でも、入ってはいけないそして入られたくない領域。

私が実は明るい人間でなく四六時中他人に脅えていて、他人に冷めた感覚を持っていること。

あなたに知られてしまえば、私の内側を、隠していること全てをさらけ出して、裸にされているようで嫌だった。

私が何より言葉というものを欲しているということ。

本でも音楽でもどんな雑誌のインタビューでも
私は私と同じ感覚を、、冷めた視線を持っている人に惹かれるのだ。

惹かれていることをあなたには知られなくていい。

あなたが大切にしているものが、私にとって決して必要のないものだと思っていることを、あなたは知らなくていいのだ。