「光莉、陽太、大好きだよ。ふたりとも、ずーっとママとパパの宝物だからね」
「ひかりもー!」
「よーたも! ママだいすき」
双子が萌に応えると、晴臣も負けじと萌への愛を口にする。
「俺も、誰よりも萌を愛してるよ」
「は、晴臣さん……!」
晴臣がちゅっと音を立てて頬にキスをすると、参列者から大きな歓声が上がる。
堪えきれなかった涙がひと筋、萌の頬を伝う。
それをそっと拭ってくれた晴臣に促され、萌は愛する家族とともに、降り注ぐ光を受けながら未来へ向かって歩き出した。
Fin.
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